ほぼノー時計派のイーロン・マスク、だからこそ選んだ時計が気になる貴重なショット
アメリカの実業家として名を轟かせるイーロン・マスク。実業家でもあり、エンジニア、投資家、とさまざまな顔を持つ彼は世界長者番付第1位の人物である。世界一裕福でも次々に驚くようなビジネスを立ち上げるイーロン・マスクが愛用する時計はどんな時計なのだろうか。
最近のイーロン・マスクはほとんど時計を着用している写真がない。夏のカジュアルスタイルでも、メット・ガラのドレススタイルでも、時計を着用していることはほぼ確認されなかった。推定保有資産3020億ドルという莫大な資産を運用する彼はおそらくどんな時計でも望めば手に入る立場だろう。ちなみに、世界で初めて資産が3000億ドルを突破した人物でもある。
そんな彼は飾らない人柄も魅力で、来日した際は新宿歌舞伎町のラーメン二郎でラーメンを堪能した、というツイートを投稿したこともある。その後の報道陣からの質問でも「すごく大きなボウルにラーメンを盛ってくれて、非常に美味しかった。機械にお金を入れて、たしか700円ぐらいだっただろうか。アサヒビールも飲んだし、本当に楽しかった!」と回答していた。
ウッカリした発言を繰り出してしまうこともあるが(その上、彼の発言は株価に影響を及ぼす)、常に新しいことに興味を持っている姿勢も男女問わず魅力的に映るのではないだろうか。火星に行く計画や、ロボット産業への事業計画を聞いていると、革新的な未来が待っていることを感じずにはいられない。
1999年、イーロン・マスクはネット決済の仕組みを変える事業として「X.com」を立ち上げた。これは後の「ペイパル」となり、現在は一般的になったネット決済を飛躍的にシンプルなものにした。2002年にはオークション会社「eBay」が15億ドルで買収され、この資金を元手に立ち上げられたのが宇宙開発事業を手掛ける「SpaceX」である。翌年2003年には電気自動車の製造販売会社「テスラ」を設立した。
イーロン・マスクが着用していたロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」
そんなイーロン・マスクが2004年3月19日にロサンゼルスで撮影された写真を見てみると、ロレックス スーパーコピー「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」が着けられていた。
着用している時計はブレスレットやインデックス、ベゼルのデザインから「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」Ref.16200であると思われる。1988年頃から2006年まで製造されたモデルで、オールステンレススティール仕様だ。本作に搭載されるムーブメントはCal.3135で、その後も「オイスター パーペチュアル サブマリーナー」「オイスター パーペチュアル シードゥエラー」「オイスター パーペチュアル ヨットマスター」などさまざまなモデルに搭載されている。Cal.3035に大きく改良が加えられたもので、シングルブリッジだったテンプ受けがツインブリッジへと改良され、テンプのアガキ調整が0.01mm単位で調整が可能となった。このことにより、定期的にメンテナンスを行えば精度や機能を永続的に保つことができる評価の高いムーブメントである。風防もサファイアクリスタルへと変わり、100mの防水性能も前モデルと比較して向上している。
イーロン・マスクが技術者であることも考えると、デザインと実用性、堅牢性を兼ね備えた腕時計としてロレックスを選んだことにも納得できる。さまざまな事業のほかにも太陽光発電会社「ソーラーシティ」を設立し、二酸化炭素排出を減らすことで“人類を火星に移住させる”とも計画されている。イーロン・マスクの壮大な夢の実現を見られるのはそう遠くない未来かもしれない。